大番川柳・俳句
—— 4月の入選句です♪ ——
避難した 孫思い出す 大番膳
福島市 斎藤 正明 様
東日本大震災から五年、今ではあまり報道されない被災地の現状ではあるが、気になる復旧復興の格差、震災の記憶を未来に伝える思いが、孫への思いと重なるひととき、一句に込めた思いが伝わる。
亡き父と 梅を見ながら 姫御膳 いわき市 佐藤 一也 様
子と共に 今日は嬉しい ひつまぶし 福島市 古関 壽子 様
うなぎ食べ 舌がしびれた 中学生 福島市 堀 美結 様
さあ行こう 食の楽園 大番へ 福島市 徳江 正利 様
倍返しを ホワイトデーに 舌鼓 福島市 安藤 ミイ子 様
孫二人 竹林亭で お姫様 国見町 角田 俊雄 様
雛の灯や 竹林亭は 琴奏で
福島市 岡部 菊 様
三月三日は雛祭りの日で、五節句の一つで、人日、端午、七夕、重陽と共に広く知られている。桃の咲く頃、桃の花を供えて祝うので「桃の節句」とも言う。雛の灯明かりに奏つ琴の音を聞きながら、竹林亭の馳走の膳を囲むとの詠み。雛の灯を詠んで美わしく明るい句と言ってよい。
朧月 鐘の音響く 桃の里 福島市 堀合 郁雄 様
稜線に 霞たなびき 春半ば 南相馬市 浜名 澄子 様
大番の味 褒め合いて 春めく日 福島市 安斎 トク 様
法事了え族の集ふ梅の花 千葉市 鈴木 瑠美子 様
温暖化 庭に一輪 水仙が 福島市 大澤 清勝 様
合格し 皆でお祝い 大番で 桑折町 橋本 颯良 様
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